先ず以って、聖寿の万歳と皇室の弥栄をお慶び申し上げます。
関係各団体・企業各位ならびに諸先輩方におかれましては、平素より当会の諸活動に格別のご理解ご高配を賜っておりますこと、衷心より篤く御礼申し上げる次第でございます。
さて、私儀
令和6年11月26日に開催されました令和6年度大阪府神道青年会臨時総会において、図らずも第34代会長を仰せつかることと成りました。
僅か十数年前には250名以上を擁した会員数も80名にまで減少し、日本の少子高齢化を先取りしつつある状況で、戦後の混乱期より80年近くに亘り、先輩方が連綿と紡いでこられた諸活動をいかに次代に繋いでゆくか、非常に難しい局面を迎えております。
そうした環境下で会長の重責をお預かりすることとなり、臨時総会以降、浅学非才であることはもとより、青年会での活動歴も短い私に務まるのだろうかと自問する日々を送って参りました。
昨年は3年以上続いたコロナ禍の影響もようやく薄れ、諸活動も元の姿に立ち返りましたが、価値観や世相は大きく揺さぶられ、全く旧来同様には戻らないように感じます。経験が乏しいからこそ、あるべき理想像や理念について忌憚なく議論を交わし、将来に向けたありようを描いてゆく事こそが、今期執行部に課せられた使命なのではないかと思い至っております。
AIを初めとする技術の進歩により世の中が大きく変わりゆく中で、青年神職として、“斯界の尖兵”として、何が出来るか、何をすべきか、知恵を寄せ合って諸活動を取り進める所存でございます。ご関係の皆様方には何卒あたたかなご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。